ビラ・ビーチへ行く(5) 強盗発生?
夕食を終え、この日は寝ることにしました。ビラビーチ(2)でも書いていますが、このホテルの部屋は古く汚いもので、部屋の電気も暗く、少々薄気味悪いところです。夜10時過ぎくらいにとりあえず寝ることにしました。
しばらく熟睡していたと思うのですが、深夜になぜか目が覚めました。いえ、もしかすると、なんとなく薄気味悪い部屋に寝ていて無意識に不安を感じて熟睡はしていなかったかもしれません。とにかく、何か、音が聞こえてくるのです。
ガリガリ、ガリガリガリガリ
部屋の入口のドアの方向から聞こえてきます。
ガリガリガリガリガリガリガリ
この薄気味悪いホテルで、部屋の入口から、自然現象とは思えない音が聞こえてくるのです。
すぐには確認できませんでしたが、深夜であることはわかりました。
まさか。。。。
強盗????
o( ̄Д ̄o)(o ̄Д ̄)oドーシヨドーシヨ
連れのSさんも目が覚めました。Sさんも、間違いなく入口のドアから聞こえてくると言います。2人で震え上がりました。強盗がカギを開けようとしているのではないかという意見で一致しました。
こちらが寝ている隙にドアのカギを開けようとしているのだろうと思い、まずドアに物を投げつけてこちらが起きているというサインを送ってみました。
ヒューンッ ドンッッッ!!
ドアにヒット!
しかし、
ガリガリガリガリガリガリ、ガリガリガリガリ
音は止まらないっっっっ| ̄ω ̄A;アセアセ
2人ともしばらく固まってしまいましたが、Sさんがドアの近くまで近づいていきました。「Sさん、ピストルを持っていたらどうするんだ???そんな木製のドアだったら簡単に銃弾が突き破るぞ。」しかし、Sさんがドアをドンっと叩いてみると。。。
音が止まった。
やはり強盗か?
と思いましたが、また音が始まりました。
ガリガリガリガリ、ガリガリガリガリ、ガリガリガリガリ
やっと私も、ドアに近づき、まずはドアの下の隙間から何か見えるか確認。しかし、何も見えません。そして、入口の電気のスイッチを入れてみました。しかし、泥棒が逃げるような物音も聞こえません。恐る恐るドアを開けてみました。
誰もいない Σ(゚∀゚*)
とりあえず強盗はいないのでほっとしました。そこでまた2人で考えましたが、ネズミの仕業ではないかというものです。であれば、こちらがドアに物を投げたりしてもガリガリの音が止まらないのもうなずけます。
このとき、やっと時計で時間を確認しました。深夜1時半の出来事でした。